Ethernetシールドの登場!!

前回の記録 - ArduinoとProcessingで遊ぶ!

What's Ethernet Shield ???

シールドとは、Arduinoに拡張機能を付け加えることができるボードのこと。Arduinoの上にかぶせる様に取り付けることから"シールド"と呼ばれるようになったのだとか。Ethernetシールドとは、その名の通り、ArduinoでEthernetが使えるようになるシールドのことだ!

Ethernetシールドをパッケージから取り出した。
このシールドの詳細はここから得られる。ちなみに、EthernetとはLAN通信で最もよく使われている通信規格のこと。正式名称は"IEEE 802.3"。歴史や仕組みなど、もっとEthernetのことを知りたい!という人はWikipediaを覗いて見ると良い。 IEEE 802.3 - Wikipediaを覗く
個人的には歴史の項が好き。エーテルだなんて!

各部の紹介

今回紹介するシールドはRevision3。microSDカードスロットも付いているので長く遊べそうな一品!
シールドは取り付けも簡単なので、導入しない手はないだらう。Ethernetシールドを購入したのなら、さっそく導入しよう。と、ここで取り付ける前に1つ、メモのご用意を。スポンジを取ったEthernetシールドをひっくり返して裏面を見てみると、基板上に一枚シールが貼ってあるはず。そのシールに集中しよう。12桁の英数字が記してある。それはそのシールドのMACアドレスなるものである。

裏のシールに集中している様子。MACアドレスが見える。
このMACアドレスは無いと後で困るので、今のうちにメモしておこう(今時はスマホで写真を撮ったほうが良い)。では取り付け。シールドの名を汚さぬよう、Arduinoの上にかぶせる様に取り付ける。多少、Arduinoとシールドのピンの噛み合わせが良くないかもしれないが、ちょいちょいピンの角度を調整しながら取り付けよう。左右のピン列と、後ろ(SDカードスロット近く)6本のピンを接続すれば、取り付けは完了だ。

2階建て。シリアルとイーサネットという2つの玄関がある。
スケッチのアップロードにはシリアルを、パケットの通信にはイーサネットを。なんて豪華な間取りなんだ! 取り付けてみて分かる通り、この調子でシールドを付けまくることができる。3階建てや4階建てにもできる。ただし、電力不足や下のシールドが隠れて操作ができなくなる恐れがあるので自重しよう。

次回予告

さてさて、Ethernetシールドを使った最初のスケッチには何を書こうか、という話。悩む。これを次回の記録にすると決めていたので、余計悩む…。三日三晩悩んだ挙句、”Arduinoをリモートコントロール”することに決めた。ただ実現するだけでは、記録としても、初のEthernetシールド向けスケッチとしてもおもしろく無さそうだったので、条件を設けることにした。設定した条件は次の通り。
  • Arduinoのスケッチだけで実現する。
  • iPhoneでリモート操作できるようにする。
  • リモート操作でLEDの点灯/消灯を制御する。
互換簡易をモットーに考えた条件。以上を満たすことが出来れば、私ばかりか、ArduinoやEthernetシールドも満足してくれそうだ。
おもしろそう。
次回に期待...
次回の記録 - Arduino、いざEthernetへ。
1903903352665255254 https://www.storange.jp/2012/04/ethernet-shield.html https://www.storange.jp/2012/04/ethernet-shield.html Ethernetシールドの登場!! 2012-04-07T00:19:00+09:00 https://www.storange.jp/2012/04/ethernet-shield.html Hideyuki Tabata 200 200 72 72