時計プロジェクト Fill

  今年の2月3日,Twitter上に時計を作りたいなあと考える.と呟いた. その時持っていたアイディアはすぐに紙へと写し,同月12日にはコンセプトに基づき名前を決めた. 時計プロジェクトFill. 満ちゆく時(とき)を表現した時計. 24日にはソフトウェアで動作するFillが完成する. 上に置いてある木箱で出来たソフトウェア時計がFillである. Fillには窓が2つあり,上の窓には時(Hour)が,下の窓には分(Minute)が表示されている. 窓は線によって大きく4分割されており,その中は更に3分割されている. これで12時間を表す. 時(Hour)は中央の線が深夜0時/正午を示す. 赤紫色の時(Hour)は6:00から17:59までを,青緑色の時(Hour)は18:00から翌日5:59までの時間を表す. 分(Minute)は左端が0分,右端が59分を示す. 時を刻むのではなく時を満たしてゆく時計. 太陽の動きを模したデザインで,時(Hour)の窓中央が南を意味する. 南に紅い太陽が昇った時間=正午となる. 一般的なアナログ時計よりも日周運動を把握しやすい時計を目指した. 時間の定義に立ち返ったコンセプト. そこには惑星と恒星が形づくる壮大な時計も垣間見える. いつの日か必要な物が揃ったら,ソフトウェアだけでなく,画面から現実世界へこの時計を引っ張り出したいと考えている.
2412937886491988573 https://www.storange.jp/2015/09/fill.html https://www.storange.jp/2015/09/fill.html 時計プロジェクト Fill 2015-09-01T20:30:00+09:00 https://www.storange.jp/2015/09/fill.html Hideyuki Tabata 200 200 72 72